研成社は自然界の生物とくに植物の恵みや素晴らしさ、江戸で花開いた世界が注目する和算(数学)の素晴らしさを伝え続けて二十数年

算木の家
算木の家
遠藤 寛子・著/148頁/5%税込定価1,470円
ISBN 978-4-87639-505-7 ¥1300E
大正初期の少女の目に映る「祖先の算木」と「新しい算木」―学問を奨励した直江兼続ゆかりの米沢に暮らす一家族の何世代にも亘る生き様を、時代ごとの世相もまじえて、大正初期の少女の目を通して描き出した小説。
新しい数学に追われて消え残る和算の面影、西洋文化導入でも、なお残る古風な女子教育、上杉謙信公以来続く、米沢藩時代の気風が残る暮らしぶりも併せて描く。
食べて、食べられて、まわる
食べて、食べられて、まわる
高橋 英一・著/184頁/5%税込定価1,365円
ISBN 978-4-87639-414-2 C1045 ¥1300E
三十数億年前に生命が誕生して以来、多様化してきた生物は食べものを求め、環境に適用して生きてきた。
一千万種の生物も人も些細な点で多くの相違はあるが、「生まれて、食べて、産んで、死ぬ」ことだけは相違がない。 本書は、「食」という視点で生物の適応と多様化を眺めることで見えてくること、ヒトによる食料生産が地球上の他の生物と人に何をもたらしているかを探り、考える。
安全学入門
安全学入門 ―安全の確立から安心へ
向殿政男 北野大 菊池雅史 小松原明哲 山本俊哉・他著
B6判/281頁/5%税込定価1,680円
ISBN978-4-87639-502-6 C1040 ¥1600E
少子・高齢化社会を迎え、これまで以上に安全・安心に関心が高まっています。
また昨今、この安全・安心を脅かす事件が多発しています。
本書は、機械製品、化学物質、食品などの種々の安全問題に対し、それぞれの専門家が解決のヒントを与えます。
生物多様性のいまを語る
生物多様性のいまを語る
岩槻 邦男・著
B6判/234頁/5%税込定価1,575円
ISBN978-4-87639-415-9 C1040 ¥1500E
直接・間接に関係を持ち合っている生物たちを、人類の社会活動が圧迫している。2008年度に兵庫県立人と自然の博物館で開催した全10回のセミナーの講義録をもとに、社会的課題としての生物多様性を語る。